2014-09-26

オフショアジギング開始に向けて(1)

ここのところ一生懸命勉強してるんですよ、オフショアジギングについて…。
その活動の源は、何といっても助平な食欲だ。

私の魚食味ランキングTOP5(h26)は、イワシ、赤ムツ、フグ、鬼カサゴ、サワラだ。
ところが、私が長年親しんできた餌釣り(サビキ含む)ではどうしても新鮮なブツが手に入らないターゲットがひとつだけ存在する。

サワラ(鰆)だ!
以前、御前崎で釣友が親しくしている船宿が鬼カサゴとのリレーでサワラを釣らせてくれるというので、プチ遠征になるのも顧みず、御前崎まで足を運んだことがある(強風で出船中止だったが…)。

この時、仕事が中止となり暇になった船長に詳しくサワラ釣りの方を聞いたところ、弓角を用いた曳釣り、所謂トローリングだという。
因みに船長の愛用弓角は象牙製だった。
弓角
これじゃあ駿河湾はおろか、どこの港に行っても船を仕立てなければならない≒手軽な乗合いで楽しむことができない。
そこで重い尻をもちあげて挑むことにしたのがオフショアジギングという訳である。

釣りの話に入る前に、サワラの食味について少し触れておく。
ひと昔前までは、関東のサワラの食べ方といえば西京焼きがポピュラーだった。

これは「鯖の生き腐れ」という格言すらあるサバよりも劣化が早いため、保存が効く西京漬けしか食べられなかったことに所以する。

一方、関西から瀬戸内では字の通り、春の魚としてサワラ(鰆)は昔から珍重され、刺身でいただく風習もあるし、美味しい魚としてその地位も確立されている。

ところが近年、水産業者の取り扱い方の工夫、物流の合理化などで、今では東京でも刺身が食べられるようになった。

しかぁ~しだ、我々釣り人は“釣ったその日に”食べることが可能なわけで、何とかして私はサワラをGETしたいのだ!

典型的なフィッシュイーターであるサワラは、ルアーならば波止場(ショアジギング)でもサゴシ級なら釣ることができるが、如何せん坊主覚悟の不安定な釣りとなる。

そこでオフショア(船)ジギングの情報を集め始めたわけだが、この時点で魔界(迷宮)に足を踏み入れてしまったことに私は全く気付かなかったのである。
つづく

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